Subversion(svn) クリーンアップ(続き)
クリーンアップについて書き覚えしていきたいと思います。
・作業コピーの状態のクリーンアップ(Clean up working copy status)
矛盾した作業コピーを使用可能な状態にしようとする。作業コピーのデータベースの内部状態にのみ影響し、それ以外のデータには影響しない。
・書き込みロックを強制解除(Breaklocks)
作業子コピーデータベースからすべての書き込みロックを強制解除する。
・タイムスタンプを修正(Fix time stamps)
すべてのファイルの更新時刻を最終コミット時に変更する。
・未使用のコピーを削除(Vacuum pristine copies)
未使用の当初のコピーを削除し、残りの当初のコピーを圧縮する。
・シェルのオーバーレイを更新(Refresh shell overlays)
ときどき、エクスプローラーの左側のツリービューでは、シェルのオーバーレイでは状態のキャッシュが変更を認識するのに失敗して、現在の状態は表示されなくなってしまうことがあるため、そのような場合には、強制的に更新させることができる機能。
オーバーレイとは
主にプログラムが大きすぎてメインメモリに格納できないような場合に、プログラムを機能ごとに分割し、それぞれのセグメントをプログラム自身が管理、制御すること。他にも、層を重ね合わせるといった意味で様々な場面に用いられる表現。
セグメントとは
断節、部分のことで、IT用語としてはネットワークを構成する個々ネットワーク環境、コンピュータのメモリで一度にアクセスできる領域のことを指す。
・外部参照を含める(Include extemals)
svn.externalsプロパティに含まれるすべてのファイルやフォルダにも、すべての処理が実行される。
svn.externalsプロパティとは
svnのプロパティの機能で、「svn update」すると、
Fetching external item into 'path/to/example'
updated external to revision 12345.
のようなものが出るがこのことらしい。
このプロパティは設定しておくことで、自分のプロジェクトの中にあるライブラリのようにsvn updarteコマンドで他のプロジェクトのライブラリを更新してくれるというもの。
・バージョン管理外のファイルやフォルダーを削除、(Delete unversioned files and folders)
・無視するファイルやフォルダーを削除,(Delete ignored files and folders)
作業コピーに生成されたファイルをすべて削除するのに、手っ取り早い簡単な方法。バージョン管理されていないファイルやフォルダはすべてゴミ箱に移動されます。
※Tortoise→変更取り消しのダイアログを使用しても同じことができる。
こちらはバージョン管理されていないファイルやフォルダを一覧表示し、削除するファイルを選択することができる。
・すべての変更を再帰的に取り戻す(Revert all changes recursively)
まだコミットされていないローカルの変更をすべて取り消す。
※TortoiseSVN→変更取り消しコマンドを使用したほうが、事前にもとに戻すファイルを確認することができるので便利。